交通ルール啓発ブログ

後から「コスモ石油火災で空から有害物質」はデマだ!と騒ぐけど・・・

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最近、Twitterで「東日本大震災(東北関東大震災)にかかるデマ」をあちこち糾弾しているので、私見を言っとこ、と。

ミニブログ「ツイッター」では、地震発生直後から不安をあおるような様々なデマが広がった。
千葉県市原市のコスモ石油千葉製油所の火災について、「有害物質が雨などと降るので注意」とするツイッター上の書き込みやメールが拡散。コスモ石油が「そのような事実はない」と否定するコメントをウェブサイトに掲載する騒動もあった。

- iza

この噂は小生も早い段階で聞いていました。
といっても、小生がいる地域は5時過ぎからネット回線もモバイル通信も途絶していて、いつ頃からこの情報が出回り始めたのかは知らないのですが、Twitterのタイムスタンプでお分かりのとおり、遅くとも大地震発生翌日の早朝には既に「爆発」「水溶液」「危険」「雨」のワードがネットに登場しています。

Twitter_コスモ石油_有害物質

まず、ハッシュタグの「#JFE」について説明しなければなりません。地震発生直後、京葉工業地帯では後に大爆発を起こす「コスモ石油千葉製油所」とは別に、「JFEケミカル」という化学工場からも黒煙が出ていたことから「火災では?」とテレビ等で一斉に報じられていました。結論を申せばJFEケミカルで火災は発生しておらず、プラント内の熱を逃す際に黒煙が立ち上ったものであることが後日明らかになりました。
で、小生が蘇我スポーツ公園(フクダ電子アリーナ脇)に到着した時には、火災を起こしているところからおびただしい黒煙が上がって雨雲を形成しており、しばらくして局地的に小雨が降り出したために傘を持っていない小生らは雨に濡れながら事の推移を見ていました。(ちなみに地震当日は晴れ)TwitpicやYoutubeで散見できるように、屋外からタンク爆発の瞬間を撮影した画像や動画が多くあることからも小生以外にも小雨に当たっていた人がかなりいたことも推測される訳で、「小雨」の正体が「有害物質を含んだ水溶液のしずく」なら10時間は経過しているのですから、誰かがTwitterなどで何らかの体調の変化を伝えてくるでしょう。当然、小生も身体の変調は全くありません。
その情報を目にしたあまり、これは火災当時に現場近く(直線距離でおよそ5km)にいた者として一言言っておいたほうがいいだろうと思い、Twitterで上記のリツイートを返しました。その後、その人から「すみませんでした」との返答を頂き、小生の真意を理解してくれたのは幸いでした。
その後、Twitter上で大騒動になった「コスモ石油の有毒物質飛散」の情報も、コスモ石油や市原市などのHPで「火災が起こったのはLPガスで、有毒物質が含まれている事実はない」と否定しましたし、もとより市原市五井付近の住民が健康被害を訴えているということも結局はありませんでした。

小生が一番ガッカリしたのは「結果的に事実ではなかった情報」を流したことではありません。コスモ石油での火災の時は、何を精製しているプラントから火災が起こっているのか?の情報がラジオから一切なかった状況ではそういう危惧は当然起こるでしょうし、あくまで「危惧」だったのが「注意喚起」へ大げさに伝わる可能性があるのは、「伝言ゲーム」の例を出すまでもなく賢明な人なら分かると思います。その「飛躍した危惧」が「信用度が薄い危険情報」として伝わったことをもって、「伝達媒体」となったその人は「悪人」となってしまうのでしょうか?そうは言い切れないと思います。何故なら、その人も危険を盲信しながら少しでも他の人を救おうとして伝えようとしたことを否定できないからです。あくまでも「善意」で「正しい事をしよう」として・・・。果たして、そのような人が流した情報を「デマ」と糾弾できるでしょうか?小生にはできません。
そのことを勘案すると、一番問題なのはその情報が結果として「ニセ情報」だったと分かった途端に「デマ」であると断定する人が現れたことです。しかも、その人も「自分は正しい事をしている」と思いこんで糾弾する訳です。つまるところ、彼らの「糾弾」もまた、独りよがりでしかない訳です。しかも、後で確定した「事実」を持ち出しているのであって、「後出しジャンケン」で勝ち誇るような虚しさしか小生には感じません。

もちろん、報道機関から「正確」で「必要な」情報を「全ての人」が「常時」手に入れることができればそれに越したことはありませんけど、大災害が発生してから数時間はその渇望を充足することはまず不可能であって、個々の地域や立場にあった細かな情報を求めるとなるとネットなどの「クチコミ」に頼ることになります。で、専門家が精査している訳ではないから「正邪不明なクチコミ」、すなわち「流言飛語」がはびこるのは当然であり、取捨選択するのは自らの素養と経験でしかありません。それぞれの判断の不知が自らの素養や経験の疎さに帰結すべきことを、正確な情報を流さなかった他人のせいにするのは「ちと違うんじゃね?」と思えて仕方がありません。

もっとも、これらとは別に「どこそこの被災地で某国人が集団で窃盗や強姦を起こしている!」などと、ある思想を持った人物・団体が故意に事実無根な事象を広めることで不安を煽っているのならば、その行為も受け入れろと言っている訳ではありません。その行為に対する追求はすべきと考えます。


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