交通ルール啓発ブログ
「元裁判官の肩書を持つ弁護士」の法解釈を読んで、謎深まる。
ご覧頂いている皆さんは「日本裁判官ネットワーク」という組織をご存知であろうか。
とかく世間から「裁判官の人間性が見えない」と指摘されていることに対して、現職裁判官が自らの思想信条を自由闊達に表明し合う目的で立ち上げた私的団体として知られており、「裁判官だってしゃべりたい」という本の共同執筆などをおこなっているのだが、その「日本裁判官ネットワーク」にある「ヤメ判弁護士(裁判官経験のある弁護士。テレビコメンテーターとして出演している八代英輝弁護士が有名)」と称する人のブログ記事の存在をたまたま知って関連するエントリー記事を読んだが、その内容がどうにも気になったのでここに紹介する。
免許制度の遺物?「軽免許」って何だ
道交法違反適用でミス 罰金20万円返却へ
運転免許で制限された排気量の上限を超える車を運転した女性が、道路交通法の「免許条件違反」で1万5000円の反則金納付で済むはずなのに、「無免許運転」の罪に問われ、罰金20万円を納めさせられたのは法令違反だったとして、最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は16日、罰金の支払いを命じた略式命令を破棄、公訴を棄却する判決を言い渡した。検察側が警察の指摘でミスに気づき、検事総長が最高裁に「非常上告」していた。
判決によると、水戸市の女性(83)は、自動3輪車と軽自動車(排気量360cc以下)に限った免許を所持していたが、平成19年12月、同市内で上限を超える排気量の軽トラックを運転、摘発された。
これは、同年6月施行の改正道交法で免許条件違反の反則にあたり、反則金を納めれば起訴されないことになったのに、水戸区検は法改正に気づかず、女性を道交法違反(無免許運転)罪で水戸簡裁に略式起訴、同簡裁も気づかず罰金20万円の略式命令を出した。略式命令は確定していたが、破棄されたため、納められた罰金は女性に返される。
最高検は「事件処理にあたり、適用法令の確認を厳守し、同種の事案の再発防止に取り組む」として、全国の検察庁に注意喚起。水戸地裁の加藤新太郎所長は「ご迷惑をかけたことは申し訳なく、遺憾。このような事態が起きないように指導する」とコメントした。
政争の具にされた改正道路交通法
去年6月14日成立・今年6月1日施行の改正道交法により、75歳以上の運転者が「高齢運転者標識(別名・もみじマーク)」を表示せずに運転した場合は罰するとの、警察庁交通部の方針が撤回されたことは本日のマスコミ各社が一斉に報道しており、皆さんの耳にも届いていることと思う。
一見して、「運転者への矯正一辺倒」の姿勢を警察が改めたことを評価すべきことに映るが、その決定の経緯をよく精査していくと交通行政の在り方に一抹の不安を感じさせずにいられない。
今回の政策転換で露わになった「有理なき交通行政」を検証していく。
